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俺らのたまり場!!!
UNDA WORK

Noguchi Bld 3F-B 1-8-19 Nishishinsaibashi Chuo-ku OsakaJapan


オープン当初から変わらないアンダーグラウンドHIP HOPというキーワードを独自のセンスで大阪HIP HOPシーンに発信し続けている
POLO、A/X、DKNY、BANANA R、WOOLRICH、J-CREW、A&Fなどのアメカジ、アウトドア・ブランドやこの見せの売りである
COMPANY FLOW、ANTICON、FREE STYLE FELLOWSHIPなどからTHE PHARCYDE、JURASSIC5、HIEROGLYPHICS
そしてUKのNINJA TUNE、JAZZ FUDGEなどのストリートに根付いているアーティスト、レコード・レーベルもののT-シャツを独自の
センスで選び、スタイルを提案するセレクト・ショップである。



当サイトに掲載しています商品については、ショップへの卸販売もいたしております。

詳しくはメールにてお問い合わせください。




PHIFE緊急来日、大阪公演レポート!!

もともとは当レーベルとファイフ側との談話の中で、「せっかく日本に来るんだったら、ぜひ大阪の人達にもライブを見て欲しいよね。」という安易なこちらの一言により急遽、予定になかった大阪はCLUB AZUREにて去る12月11日にライヴが行われました。今回招致してくれたイベントは大阪の若手DJ、MCによるライヴ・イベント「FRESH GROUND」(来日10日前という状況下で引き受けてくれました、本当にありがとう!!)。プロモーション期間は実に1週間とちょっとながら、ジワジワと口コミにより心斎橋界隈に蔓延。これはかなりの集客が見込めるのではないかと迎えた当日は無情にも雨。前日に東京で雑誌の取材を受けていたというファイフご一行を新大阪にて出迎えたのは午後2時半。けっこーな過密スケジュールでベース・キャンプを中心にライヴを行ってきただけに、ちょっとお疲れの様子。ホテルにチェック・イン後、「何か食べようか」と切り出すと、「焼き鳥が食いたい」とバックDJのRASTA ROOT。真昼間に焼き鳥屋が開店しているわけでもなく、仕方なく若い女の子に人気のあるコジャレた創作料理店へ。「日本の女の子はかわいい」としきりに店員の女の子を気にしているラスタ。ナゼか志々雄真実が注文した親子丼に反応、「O・YA・KO・DON!」と3人が口を揃えファイフとジャックスも親子丼を注文。食事中も機材やトラックの話などをしていたが、日本人連中は話についていけず。食事後はレコード屋を廻ったが事前にドルを換金していなかったためにお買い物ができず(ファイフのみタワレコでCDを数枚購入。クレジット・カードにて)。その後ホテルでわずかな時間をチルして過ごすため入ったマックで並んでいると、黒人のねーちゃんがファイフに気付いたらしく興奮して握手を求める。ファイフもまんざらじゃない様子。本国ならまだしもこんな異国の地で、この状況を考えると本当にHIP HOPコミュニティにおいて彼へのプロップスの大きさは凄いものだと改めて痛感。今目の前にしている人物はまぎれもなくスーパー・スターなのだ。その後、リハを経てホテルでしばしの休息。その時刻にはすでに「かなりの人数がAZUREに入っているらしい」という噂を耳にする。ラスタとジャックスの要望で、ファイフよりも一足先に会場入り。すでに入り口周辺に人がたむろしており、同行している我々おっさん二人もちょっと緊張。スタッフに先導されてV.I.P.用のボックス席まで行くのだが、人を掻き分けてやっと到着。ただでさえ小箱のクラブなのだが、雨にも関わらずたくさんの人が集まっている。開演前に主催者側から「今日は大阪の大御所連中がほとんど顔を揃えるよ」と聞いてはいたが、とにかく出演者も若いがお客さんもみんな若い!ファイフがA TRIBE CALLED QUEST全盛の時期にはみんな小学生くらいじゃないかと思われる客層がほとんどで、おっさん連中は隅っこの方で今か今かとファイフを待ち構えている様子。ラスタとジャックスの二人をクラブに残し、ファイフをホテルまで迎えにいき厳重な警戒でクラブ入り。寡黙な印象の強いファイフが寝起きもあり、なお一層にテンションが低い。ショーケース前にジャックスがトイレに行きたいと言い出し、トイレがなかなか空かないアクシデントに見舞われ何分か押してのライヴ・スタート。正直、大丈夫かと思われたライブだがサイドMCのジャックスが観客を煽ってファイフの登場をじらす。ファイフはいつも通り、レイドバックしたように冷静な面持ちでジャックスや観客の反応に一切耳を傾けていない様子。瞬間、ファイフの目に力が入りステージへ駆け上る。途端に待ちわびていた観客に火が付く。場馴れした絶妙なコール&レスポンスでさらに火に油を注ぐ。観客のテンションが最高潮に達するとすかさず往年のトライブ・メドレーへ。Q-TIPのパートは当然ながらジャックスが担当、舌足らず感がたまらない正統的なラップ(聞けば彼もまたファイフ同様にクィーンズ出身のMCなのだ)はQ-TIPとはまた違った魅力を放つトライブのヒット曲の数々。Q-TIPがいればそれにこしたことはないと思っていた私的にも甲乙付け難い息の合った掛け合いで、なによりファイフ本人がかなりライブを楽しんでいる。絶妙な皿捌きで次々に曲をカット・インしていたバックDJのラスタもマイクで煽りまくる。得意の日本語で「こんにちは、大阪」なんて言ったりしている彼もまた腕は超一流だ。現在、各方面で話題になっているトライブとしての新曲(バイオレーターからカットされている、ATOJ製作のアレです)も披露しつつ気が付けば契約の30分を超えている。が、彼らと観客はもはや一体化している。クラブ自体が熱狂に包まれている。流れは完全に彼らのものになっていた。誰も彼らを止めることはできない。ラスタがうまくテンションをコントロールして場を繋いでゆく。物語もいよいよ終盤を迎え、「いいクリスマス、いい新年を迎えてくれ。俺らはまたここへ戻ってくる」と呼びかける。途端に会場は寂しさを露呈した。「まだ終わらないでくれ」という人々の心の声が聞こえてくるようだ。なによりも僕個人がすでに涙していた。通訳を兼ねて大阪を同行、ここまで様々な苦労があったが感動を超えた何か熱いものが込上げてきた。それが何だったのかも分からないまま、気が付けばライブを終えた彼らが戻ってきていた...。

彼らが大阪を離れる直前、「大阪が日本で一番ホットだった。俺ら自身めちゃくちゃ楽しかった。俺らは必ず戻ってくるよ」と言ってくれた。僕個人、私情を抜きにしてここ数年であんないいライブは見たことがなかった。あれこそが本当のHIP HOPの姿なんだ、本質なんだ。移り変わりの激しいシーンにあってファイフが体現している、現在ではすっかり貴重になった生粋のニューヨーク・スタイル。でもそんな彼も現在はアトランタに住んでいるのだ。前述の「何か」...それは今の日本のシーンに問いかけている。HIP HOPは外見や条件に該当するような形じゃない。心なんだ。ただデカイ服着て、横柄な態度で、ガンジャを吸っていい気になるのがHIP HOPじゃない。これからもここから真のHIP HOPのスタイルと心意気が発信されることを切に願う。(文:志々雄真実)

*ちなみにここで紹介しているJAXというラッパーなんですが、本国ではBINKIS RECS!というグループでCDを出しています。日本ではなかなか入手できないもので、近々こちらでの販売も考えています。現行リスナーから90’sの通までを唸らす、素晴らしい内容です。当サイトでの入荷が待ちきれなく、入手ルートのある方はぜひチェックして見てください。

 DJ RASTA ROOTは自身のプロデュース作品が近々P-VINEからリリースされるようです。R&Bなんかもプロデュースしていて、やっぱり幅広い層から支持されそうな秀逸なトラックが多いです。こちらもリリースされれば当サイトでの販売も考えています。ご期待ください!!

<左より>松松松(まっさんと読みます。ちょっと酔ってる)、PHIFE御当人(手にはKIT KAT、ナゼ!?)、今回のツアーDJとして同行していたDJ RASTA ROOT(コイツがスゲーいいヤツで、3年間の日本での生活経験もあり、リスニングは全然ダメなんだけどうまいこと日本語しゃべってました)、志々雄真実(ちょっと酔ってる)、サイドMCとして同行していたJAX(スニーカー・マニアということで関西が誇るスニーカー狂、まっさんと意気投合。めちゃくちゃシブかった)
<左より>PHAIFE,DJ RASTA ROOT,JAX,志々雄真実,オーガナイザーのちゃん君

LONE CATALYSTS、JAPAN TOUR敢行

徹底リポート!!

なんと!あのFIVE DEEZのFAT JONとのコラボレート・ユニット3582もすでに伝説的な、シンシナティ最高のビート・メーカーであるJ-RAWLSと、メリーランド出身のゴキゲンなMC J-SANDSによる米・アンダーグラウンドの雄LONE CATALYSTSのジャパン・ツアーが実現!!しかも日本国内企画による新作アルバムに先駆けてのジャストなタイミングでの来日ツアーとなった。LONE CATALYSTS側から当社へのアプローチをきっかけに、国内大手レコード店チェーンJET SETからの要請を受け、来日交渉と関西2公演での通訳を兼ねた世話役を受託。7/16〜7/24の期間の中で岡山-姫路-京都-東京-神戸-大阪-秋田-仙台の8都市を巡る過密スケジュールの中で、7/20神戸から7/22大阪までを同行した。非常に密度の濃い内容となったので、日を追ってリポートすることにしよう。

 

7/20 tue KOBE @ PI:Z

接触当日。さすがに来日から5日で5都市を経由しているだけにかなりの疲労が溜まっていることが予想された。この日出演が予定されているクラブPI:Zは、JR三宮駅からほど近い歓楽街の裏路地に位置する。収容人数200人程度の小バコながら、あのDJ KRUSH等も好んでツアーで使用している知る人ぞ知る良質クラブだ。この日のイベントは都市の知名度とは裏腹にまだまだHIP HOP発展途上とされる神戸の地元の若手有望DJが中心に主催する「POINT」。彼等のライヴは午前2:00を予定していた。事前にLONE CATALYSTSの状況や経過をJET SETの担当者に確認し、ホールに降りてみるとまだ人影もまばらながら、DJによってWU-TANG CLANなど昔なつかしい曲がセンス良くミックスされていた。そうこうしていると次第にお客さんの数も増え、100人くらいの人達が集まってきた。クラブ人口が圧倒的に少ない神戸、さすがに平日なだけにこんなものかなと考える。しかしアンダーグラウンドHIP HOPやアブストラクトが好まれるという地域性を考え、今夜はおもしろくなりそうだと期待を胸に時を待つ。そうこうしているとLONE CATALYSTS到着との情報を受け、地下にあるホールから地上に上がる。彼等を乗せた車がちょうど到着。事前情報ではかなりピースなヤツラらしい。共通の知人を通して紹介を受け、メールや電話を介してやり取りをしていただけに直接の面識はなく初対面。どうせダルそうに出てくるんだろうなと見ていると意外にも軽い足取りで車から降りてくるのはラッパーのJ-SANDS。かなりゴツイ体格でちょっといかつい。続いてJ-RAWLSが出てきた。巨体を揺らしながら歩いてくるが、親しみやすい柔和な笑顔の持ち主だ。2人とも紹介を受け挨拶を交わすと満面の笑みでハグ。情報どおり、かなりいい人達のようだ。さっそくクラブへと入ってゆく。J-SANDSはなにげなく置かれている「SKILLZ」と題されたフライヤーを見て、「MY SKILLZ!!」とワケの解らないことを一人呟いている。まずは控え室に入り、日本についての感想等を聞きしばし談笑。おもむろにJ-SANDSが立ち上がり、同じ控え室で入念に機材をチェックしている日本人出演者達のそばに行き、彼等のトラックを聴きたいと言う。聴き終わり、微笑してホールへと出て行く。今度は女の子に興味があるようだ(笑)。J-RAWLSは静かに座っている。知的な雰囲気を醸すRAWLSは思慮にふけっている様子。ふとSANDSを見るとホールから地上へ上がったようだ。2人が思い思いの時を過ごす。タイム・テーブルが押しており残り20分といったところでSANDSを呼びにいくと日本人の若者が片言の英語で彼と話し、彼もまたそれに答えていた。我々も一緒になり会話に参加。聞けばB.U.K.A. ENTERTAINMENTという彼等のレーベルはSANDSが主催しているとのことだ。また彼自身の盟友であるTALIB KWELIやSTONES THROW周辺についても言及を始めた。「本国では一生懸命ひたむきにHIP HOPに取り組んでいるヤツラが報われない、現在の音楽業界における体制・状況は間違っている。」と熱く語る。日本という島国からは知ることのできない貴重な話を聞かせてくれた。それからほどなくまた控え室へ戻る。時間はさらに押していた。今日のライヴ後はどうするのか聞くと「3:00に終わるから3:01にはホテルへ戻る。」という。さっきまでの情熱的な語りとは反して、ソファで横になり寝りこむSANDS。コイツラ本当に大丈夫か?と思っていると、J-RAWLSがステージへスタンバイしに行く。いよいよ出番が近づいてくる。そろそろスタンバイしたほうがいいと何度も忠告するが分った、分ったと言って依然、横になったままのSANDS。一発目のMOBB DEEPのインストで多分起きるよと馴れた感じで言うRAWLS。そしていよいよその時が来た。言葉どおりに一曲目をかけるRAWLS。しかしまだ起きようとしない。イベントをぶち壊すのではなかろうかと心配しているとRAWLSがマイクで観衆を煽る。その様子から察するに我々の思惑以上に人数を動員しているようだ。するとさっきまでダレていた人間とは思えない鋭い眼差しでステージへ向かうSANDS。あまりにも突然のことで、何が起きたのか分らず呆然とさせられる我々。彼の登場により会場は最高の盛り上がりを見せる。のっけからハイ・テンションなまでに煽るSANDS。コレがプロ意識かとしばし感心させられる。前半からおなじみの「LONE CATALYSTS」や「マニフェスト」等を披露。時にはマイクを観客に向けてサビを一緒に歌わせる。後ろではRAWLSもガンガンに援護射撃。J-RAWLS特有の音域を持ったベース・ラインが効いたトラックは家聴きではなくやはりクラブ映えを前提にして作られた趣向だと、この時初めて気付かされた。次世代きっての天才と言われるRAWLSの真骨頂だ。彼等のファンならずとも聴きなじみのある楽曲のオンパレードで、絶妙なコール&レスポンスの応酬が続く。会場は冒頭からアンダーグラウンドならではの煙たさに包まれている。そして「日本人はタバコを吸いすぎだよ、体に悪いぞ!」と観衆に語りかけるSANDSの軽妙なMCトークでライヴも後半に突入。HIP HOPの歴史を紐解くかのごとく、HIP HOPに纏わるエピソードや逸話を語り始める。かなりオールドスクール・マナーな人のようだ。が、当然全編が英語のために観客は「???」な様子だ。一応彼等なりに噛み砕いた英語なのだが、個人的には日本における英語の理解度もこんなものかとちょっともの悲しい気分。そしてそのままNAS「ONE LOVE」を初め、SLICK RICKの名曲のカヴァー等が繰り出された。観客のほとんどが気付いていない様子だが、オヤジ心の琴線に触れないワケがなく、しばらくジーンとさせられっぱなし。終わりに近づくにつれて、観客もワケわかんないなりに大騒ぎ。そして大合唱。やがて迎える終焉。彼等自身、かなり普段の地元で行っている興行に近い構成でやってくれたわけで、コレぞ本場のノリと余韻に浸る。気付けば3:00を大幅にまわっていたが、彼等はすかさずグッズ販売を始める。大勢のファンに囲まれ、親しみを込めて一人ずつ言葉を交わし時には抱擁。ファン一人一人を大切にする姿勢に、アーティスト然とした日本の某ラッパーにも爪の垢を煎じて飲んで欲しいものだと感慨にふける。そして終わりを告げるピースな一日...明日は大阪へ移動、来日期間を通して唯一のオフとなる日だ。


7/21 wed KOBE→OSAKA

AM10:30、昨夜の興奮も冷めやらぬまま眠い目をこすって彼等が待つホテルへと到着。ここから車で大阪まで移動するのだ。意外(!?)にも寝起きのいい様子でロビーへと降りてきたJ-SANDS。しかも昨日とはうって変わってテンションは高いらしい。今日は何をしようかと尋ねるとおもむろにバッグからメジャーの野球帽を取り出し、日本の球団の野球帽が欲しいと言う。なにやら大の野球ファンらしく、メジャーが大好きだとか。来日前にインターネットでこういったグッズについて多少調べたとかで、とりあえず阪神を中心に買って帰りたいとのこと。その他、シューズやレコード等も交えて見に行こうということになった。そうこうしているうちにJ-RAWLSも降りてきたので、一路心斎橋へと向かうこととなった。阪神高速を走行しての快適な車内、とりあえずミックスもののCDを聴いている2人。さすがに我々もツボなゴキゲンな内容。J-RAWLSは歌ものに合わせ口ずさむ。アーティストが普段聴いているものというのはファンならばみんなが知りたい重要な情報なのですが、残念ながらちょっと判別できず。おそらくはプロモのCDか何かで無造作に何枚かをリュックから取り出していました。神戸から大阪というのも非常に遠くて近い距離なもので40〜50分ほどで今日泊まるホテルに到着。荷物だけを置いてさっそく心斎橋の街を練り歩くことに。CISCO、アディダス・ショップをなんとなくブラリと入り、その他いくつかのセレクト・ショップを一巡。午後1:00をまわって昼食をとることに。せっかく日本に来たのだから日本食、そうだなぁ...たこ焼きなんかはどうかと尋ねると「あまり凝ったものは食べたくない」と、なんてことないイタメシ・チェーンへ。コレが結構なボリュームで全員が満腹。そして周遊再開。服屋さんなんかを廻ったりして、メジャーのジャージやら帽子なんかを見てるんだけど、ただでさえ特に服に関しては物価の高い日本、ましてや心斎橋なんていう大阪文化の中心地で彼等の納得のいく値段であるはずもなくあきれている様子。再びホテルまで戻ると今度はLONE CATALYSTSとしての新作のプロモーション・ビデオが仕上がっているので、出来をチェックしたいと言う。ホテルにビデオ・デッキは付いていないので、CISCOさんに無理をいいお店のモニターで再生してもらうことに。なにげなく我々も見ていたのだが、コレがなかなかにかっちょいい映像&新曲でした。彼等ならではのオシャレな王道といった感じ...ファンの方、すみませんアルバムの方でチェックしてきてください。m(__)m試写会も終わったところでここからショッピングに移ろうかと、レコード店巡りへ(アーティストのみなさんは定石の行いです。やはり日々ディギンの精神ですね)。とりあえずレア盤にはあまり興味がないからとのことだったので、雑多のオール・ジャンル置いてるお店をピック・アップ。巡業の道が始まるワケですが、行くお店行くお店でけっこーサイン求められる場面も多く、本人達もご満悦の様子。もちろん一人一人に笑顔で接していました。中には「18日の京都に見に行きました。」っていう人がいて、「覚えてる、覚えてるよ。明日の大阪も見にきてくれよな。」なんてJ-SANDS答えてました(笑)。SANDSはラッパーながらトラックも作る人で、普通のラッパーの人ってのはあんまりレコードに興味がないものなのですが、彼はわりとセール品なんかを中心に数枚購入していました。過ぎ去りし良き日々の1枚という感じで、¥500なんかのコーナーによく放り込まれているHIP HOPなどでしたね。RAWLSは世に知られた掘り師ですから、当然ありとあらゆるものから厳選して購入。定番のネタものから知る人ぞ知る意外な名盤(!!)まで、いい買い物してました。アメリカ村界隈を離れ、心斎橋商店街へと移動。目当てはSANDSの野球帽なのですが、突如残念なことに日本球団のオフィシャル・キャップ(いわゆる選手が被っている帽子とおんなじ仕様のもの)というのはライセンスの都合上、一般には市販されていないとの情報が...。なぜそこまで野球帽にこだわるのかというと、SANDSの亡くなったお父さんはその昔かのドジャースでキャッチャーとしてプレーしていたことがあるということですので、潜在的に野球というスポーツに亡き父への思いを馳せているのではないかと私は思うのです(これはあくまで個人的な解釈ですので、ご理解ください)。なんとなくやりきれない感じのSANDS(どなたか日本の12球団いずれかのオフィシャル・キャップをお持ちで譲ってもいいという奇特な方おられましたら、直接LONE CATALYSTSか当社までご連絡ください)。その後、機材を見たりしながら、気付いたらけっこーな距離を歩いているんですが、実は大阪に着いてから終始、翌日のフライヤーを道行く人に配り疲れた様子も見せないSANDS。かなりのハード・スケジュールの中でも、一アーティストらしからぬ謙虚な姿勢と強靭なスタミナに我々は心をうたれました。RAWLSも見た目のファットさらしからぬ運動量をこなしての周遊。ここらへんでということでホテルへと戻ることに。ふと空を見上げるともう真っ暗。そしてそのまま明日に備え、それぞれがそれぞれの夜を過ごすことに。「一応ここらのクラブの場所を教えてくれ。時間空いたら今夜もフライヤー配るつもりだから。」と聞かれ、その底なしの体力に唖然とさせられた日本人一同だったのでした。

彼等の要望でレコード店巡りへ...大阪は心斎橋の某レコード店にて。

やはり彼等もまたHIP HOP業界においてはスターなのだ。ゆえにサインを求められる場面もしばしば。ちなみに背中にサインしてもらっているのは店員さんでした(笑)。

今回もILL-EGULAR SYNDICATEからはこの2人が大阪の街をナビゲート。

<左より>松松松、J-RAWLS、J-SANDS、志々雄真実


7/22 thu OSAKA @ AZURE  

この日、出演するイベントは以前にPHIFEの時にもお世話になったクラブAZUREで開催されている「SOUND CONTROL」というパーティー。90年代のHIP HOPクラシックに混じって、アブストラクトやハウスがかかっているところを見るとわりとクロスオーヴァーな趣向で個人的には好きな感じだ。ライヴ直前までは自由行動させてくれとのJ-SANDSの要望によりホテルに迎えに行ったのがAM0:30頃。なんとリハーサルも必要ないとのことだった。数時間前に街でバッタリとSANDSと遭遇、彼とともにクラブへ様子を見に行ったが再びホテルへ戻ったために2回目の再会となった。さすがにちょっと疲れが見え、ナーヴァスな印象のSANDSとは対照的にいつも通りににこやかなJ-RAWLS。大阪のオーディエンスは熱心だということを伝えると「本当に?それは素晴らしい!」とちょっと興奮気味。実際クラブに着いてみるとかなりのお客さんの数だ。彼等のためのVIPシートまで行くと一般客が数人座っていたので、VIPであることを告げようとするとSANDSは「そのままでいいよ。」とさすがの反応。やはり数人のファンが押しかけたが、疎んじることなく快く受け答えしている。ファンがアーティストを等身大で感じている、いい光景である。今回のイベントはトラック・メーカー思考が高く、みんなJ-RAWLSに興味津々の様子だ。スプライトが好物であるJ-RAWLS、スプライトが周辺で販売されていなかったために店側が用意した三ツ矢サイダーが思いのほか気に入ったようだ。この日は何の問題もなくパーティーは進行、彼等も神戸の時と変わらぬ様子でリラックスしている。そして間もなく彼等のライヴが始まる。構成は神戸の時と同じ構成でやるらしい。RAWLSが煽るオープニングでの観衆の反応は上々、これは地域性を考えてもきっといいものが見れるに違いない。序盤から攻めるようにコール&レスポンスを仕掛けるSANDSだったが、思いもしなかった反応の薄さに思わず「彼等はどうも眠たいようだ」とジョークを飛ばす。しかしやはり英語での会話のために理解している観客も少ない。ライヴ前までの興味の示し方とは裏腹にレスポンスが思ったように得られない。それでもなおレスポンスを求めるSANDS。ステージ前方の集団ななんとか付いてきている。しかし後方のお客さんは静観している。なおも攻勢を仕掛けるSANDSに前方の観衆はますますヒート・アップ。後方の反応の無さに仕方なく煽り方を切り替える。ライヴにおけるSANDSとRAWLSの完成度は言うまでもなく完璧。リハーサルをしないだけの自信の表れも当然。しかしパーティーにおけるライヴの観客の受けとめ方に日米間で温度差を感じてしまった。後方の聴衆は自分のスタンスで、自分のペースで聴いていたい、そんな感じでステージを眺めている。イベント自体をパーティーとしては受けとめていないようだった。音楽の聴き方は人それぞれ、いろんな楽しみ方もある。でも普段CDやレコードで聴いているアーティストを生で感じられるまたとない機会、日本のリスナーはその興奮を体や声でもっと表現してもいいんじゃないかとも考えてしまった。もちろん彼等自身、地元のノリで英語を浴びせかけすぎていたことも要因かもしれない。ただHIP HOP生誕の地のパーティーがほぼそのまま再現されているといってもいい状況で、会場全体での一体感、興奮を共有するような感覚が欲を言えば欲しかった...。ライヴが終わると同時に前方にいた観衆は一斉にサインをねだった。一興行としては失敗ということではないが、なにか胸に痞える感じが残り、また彼等自身にしても同じ感覚らしい。ただライヴ後、彼等に歩み寄るファン達は一様に「いいライヴだった、最高だった。」と声をそろえて言う。興奮が冷めず熱心に片言の英語で何かを伝えようとする者もいた。結果的に彼等がうまくステージ上で起ち回りを見せたことで、LONE CATALYSTSとして観客を魅了したことは事実だ。だが我々、運営サイドである種の課題を自覚させられるような一夜の出来事だったように思う。その後は軽食をテイク・アウトし、足早にホテルへと戻った。そして我々は再会を約束し、この日帰途に着いたのだった。

*今回のLONE CATALYSTSジャパン・ツアーで彼等を目の当たりにされた方で、ご意見・ご感想などあればどしどしCONTACTよりメールください。みなさまより寄せられた貴重なご意見をもとに、当社は今後も良質のHIP HOPをみなさまの耳にお届けするべく、海外アーティストをコーディネートして参ります。

 

 


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